今日はアースデイ

 今日は、アースデイ。地球環境を考える一日です。今、世界でコロナウィルスが猛威を振るっています。ロックダウンなどにより、経済活動が止まったため、ふだんはスモッグで覆われている中国やインドの大都会でも遠景の山並みがくっきりと見えるようになったと言います。

 産業革命以降の世界は、急速な工業化を先進国が牽引して莫大な経済的利益と生活の利便をもたらしましたが、その一方で自然は破壊され、地球を一つの生命体と考えれば息も絶え絶えになろうとしています。この時代に自由競争の名の下に、我先に利益を得ようとし、強いもの、大きなものだけが勝ち残る資本主義を続けることはもはや倫理的に許されることではなかろうと思います。

 破壊し殺戮することを目的とした武器・兵器は、途方もなく拡大強化され、人類を自滅させるに十分なほど蓄えられ、今も開発が続いていますが、存在理由はあるのでしょうか。核兵器廃絶はもちろんのこと、継続的な軍縮を展望しなければ地球の未来は極めて暗いと言わなければなりません。

 アメリカファーストを掲げるトランプも、日本をとりもどすと口にする安倍晋三も、自国を、いや自分の政権維持を第一に考えるのみであって、地球に生きる人々の最大幸福を願っているようにはみえません。

 今日はアースデイ。世界中の国々が「日本国憲法9条」を持つようになったら、戦争のない世界、無駄な破壊のない地球になったら・・そんな理想の実現に向けて一歩を踏み出す契機にしたいものです。