今日はメーデー

 4月の下旬は小寒い日が続いたが、名古屋では昨日から夏日。今日から5月、半袖でも十分な暑さだ。これからはマスクを着けるのも暑苦しい季節だが、エチケットとして我慢しなければならないだろう。一日も早く新型コロナが終息してほしいと願うばかりである。

 今日はメーデー。労働者の祭典である。世界では、祭日にしている国も多いと聞くが、残念ながら、自民党政府の下では、「海の日」とか「みどりの日」なんてヘンな祝日は増えているのだけれど、由緒正しきメーデーが祝日になる気配はない。昭和天皇の誕生日に由来する「昭和の日」は引き続き祝日にしているが、労働者を祝うことなど今の支配層の念頭にはないのだろう。

 今年は集会もデモもないメーデーになってしまった。学生時代に参加した鶴舞公園でのメーデーは熱気に溢れていた。仕事に就いてからも毎年メーデーの集会には参加し、デモの後は、昼間からの懇親会(私にとって、昼にビールを飲むのは1年でこの日だけだ)、懇親会が終ったら映画でも見るか、スーパー銭湯にでも行くかして、完全休日にするのがメーデーの日の私のルーティーンだった。ところが、今年は、メーデー企画もないどころか、スーパー銭湯も映画館もすべて休んでいる。ネット情報ではyou tubeで中央メーデーの配信をやるみたいだからそれでも見てみるか。

 コロナ禍で緊急事態宣言が連休以降も延長される見通しで、中小零細企業は廃業・倒産が避けられない可能性が高く、そこで働く労働者の解雇、雇止めも続出する恐れがある。コロナによる死者よりも経済苦による自殺者の方が多くなるのではないかと危惧される。正に政治の出番である。それにしても、無能政権はあまりに頼りにならない!